■
自殺という文字が脳裏に浮かんだ。
破産すらできないとは。。。
昨日面談した弁護士先生から、「夜逃げしかないですね」と言われ、
自分のズサンさが招いた事態とはいえ、あまりのことに
どうやって家まで帰ったのかさえよく覚えていません。。。
途中、コンビニでトイレを借りたことだけは覚えていますが、
その時急に「自殺」という言葉が脳裏に浮かびました。
今まで、自殺なんて考えたこともなかったし、そもそも死ぬ覚悟があれば、
なんだってできるだろうし。。。
でも、それは若い人の話であって、私のように50すぎでは、
破産さえできなかったときの再スタートなんて、本当に可能なのか不安でした。
事実、弁護士は私が帰る間際で、こういう段階だと僕らじゃなくって福祉とかで話してもらう話だからなあ、破産自体できないんじゃ」
と言っていましたした。
私に指摘された問題点
任意整理
個人再生
自己破産
言うまでもなく、この3つが一般的な債務整理の方法ですが、
私の場合、最終手段ともいえる自己破産すら認められないであろうという状況。
その理由として、指摘された2点を、ここで明記します。
1:カード枠の現金化
すでに書きましたが、私は月々の支払いにいわゆる「カード枠の現金化」をしていました。といっても新幹線の回数券や商品券購入で現金化していたのはなく、仕事に関連する高額商品を購入し、それをそのまま、もしくは1回だけ使用して、買取業者に売っていたのです。まずこれが問題としてあげられました。
2:確定申告の過少申告
フリーランサーであれば、わかると思いますが、日々の生活費の何%かを業務上経費として計上し、売上に対する所得を低く設定していました。5年以上ずっと赤字申告という強者もいるらしいのですが、私の場合はさすがにそこまでする勇気がなく、だいたい50万から150万円くらいを行ったり来たりするような計算でした。さらに悪いことに、1で述べた「換金化」した物の領収書も減価償却分として計上していたため、裁判所は悪質と見るだろうと、言われました。
まず、1について。
「カードのショッピング枠を現金化できます!」
こんな広告を目にした人多いと思います。どうやらこれを専門的に請け負っている業者もあるようですが、私の場合は、これらを利用したのとは少し事情が異なっています。私が携わっている仕事について詳細を記すのは控えますが、まず「道具」としてかなり高額な物を使用する仕事です。しかもこの「道具」は技術的な理由で買い替え頻度がおおむね2年から3年となっています。
私は、これを利用してカードで物品購入〜質屋もしくは買取業者へ
という行為に走っていたわけです。
通常、商品券や新幹線回数券などは換金率が90%以上あったりしますが、上記のような物品の質回しだと、新品同様査定でもだいたい75%です。考えてみれば、とんでもない高利息を払っていたのと変わらないのですが、そのときの私は、
「仕事道具を買い替えたけど、財政が苦しくなったから売った。。。」
という自己納得で、罪悪感がありませんでした。
自己破産申請における、破産法の第252条第1号
「破産手続の開始を遅延させる目的で,著しく不利益な条件で債務を負担し,又は信用取引により商品を買い入れてこれを著しく不利益な条件で処分したこと」
という一文があり、私が行った行為はこれに該当するわけです。
もちろん、カード引き落とし日に絶対間に合わせようと、行った行為ではありますが、不渡り決済を出すまいという気持ちが、かえって墓穴を掘ってしまったということになります。今思えば、「あ、今月ピンチ」と感じた時点で、すぐにカード会社に連絡して数日の遅れを相談していたら、違った結果になったのかもしれません。
なにしろ、多重債務のスタートは、ほんの数万円なのですから。。。
自己破産や個人再生などでは、過去の財務収支状況を詳細にチェックされる
ここでまだで私がやってきたこと、総売上の大半を経費計上して所得を極めて低く見積もっていたこと。そしてそのすべては、膨大な書類のなかに明確、記されていて、自己破産におい全部 バレてしまうということでう。
「あんたねえ、儲かってないから切り崩してやってるっていってたけど、実際はローンで物かって横流してたわけだろ。あ、違う? でねえ、その横流し商品なんだけど、この書類のこれなんかは、買ったその日に売ってるよ、あきらかに換金化だよね、え、違う?」
ここんな感じで突っ込まれたら、何も反論できないですよね。
「だいいち、ローン返済を目的に信用取引(つまりローン)利用してるんだから、金融機関の約款にひっかかってるばかりか、そ領収書を どうどうと税務署にだしてんだから、瀬雨生申告したら莫大な追徴金あるので、覚えといてね」
ま、こんなやりとりになるのだと思います。
明日は、2人目の弁護士と値段ですが、最初が最初だっただけに、今ままで以上の覚悟をしていこうとおもいます。
そこで奇跡の案が出されるのか、状況を伝えただけで匙を投げられるのか、それはわかりません。
しかし、今後集めて知り得た債務に関する知識はできるだけ記事内でもお話ししていこうと思います。
もし私が奇跡的な復活ができたとすれば、それは借金に苦しむ人へのヒントになるかもしれないし、反対に最悪の結果となった場合でも、その顛末は、借金を甘く見ている人への戒めになるのではないかと思うからです。
事実、ここ数日は、多くの方の借金ブログを読み、勇気付けられる情報も、いきなりブルーな気持ちを加速させるものもありました。
しかし、こういうテーマのブログは、法律家の視点で書かれているものではないのは確かなので、少しでも多くの方に参考にしてもらえるようになればと思います。
本日の食事:ファミマの焼き鳥1本、缶コーヒー、深夜にどん兵衛